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『北九州人間力大賞2008』優秀賞受賞者が決定しました。
活動報告    投稿日時 2008-07-03

2008年3月31日まで募集しておりました『北九州人間力大賞2008』の優秀賞受賞者7名が決定しました。
優秀賞受賞者は、(社)日本青年会議所主催の『人間力大賞』にエントリーいたしました。


(順不同・敬称略)
氏名: 井川 雅夫(イカワ マサオ)
所属団体: ひまわり号を走らせる北九州実行委員会
活動経歴: 九州国立博物館・太宰府天満宮への日帰り旅行(2006年)
秋吉台サファリパークへの日帰り旅行(2007年)
活動目的: 北九州市は、バリアフリー化が進んでいるとはいえ、車いすでは、通りにくい改札、階段の多い駅、スロープのついていないバス、狭いトイレ等交通機関や施設は、障害を持つ方や高齢者にとって利用しにくいものがまだまだ多いのが現状です。その為、一人では、もちろん家族が一緒でも障害を持つ方が外出するには、多くの困難があります。障害を持つ、持たないにかかわらず、誰でも、いつでも、どこへでも行けるようにすることが抱き続けている夢です。私たちの活動を通じて生涯を持つ人と交流を持つことで、一人でも多くの人にバリアフリーの大切さに気付き、考えてもらえるように今後も活動していきたいと思います。
活動内容: ひまわり号は、障害を持つ方たちの「気軽に旅を楽しみたい」という切実な願いと「障害を持つ方たちと旅を通じて交流を深めたい」というボランティアの方たちの思いを実現するために、ボランティアの有志が集まり、実行委員会を立ち上げ、JRやバスを利用し年一回日帰りの旅行を計画し実行していくことが私たちの活動です。
企画説明: 北九州市内に住む障害のある人たちと旅行に行くことが主な内容です。コンセプトとしては、障害者団体へ旅のお知らせをしたり、各高校・大学のボランティアサークルに参加を呼びかけています今後も多くの人と出会い喜びを分かち合えるようなきっかけ作りをしていきたいです。

氏名: 大久保 大助(オオクボ ダイスケ)
所属団体: NPO法人 ひらおだい自然塾
活動経歴: ひらおだい自然塾活動に参加(2002年〜)
活動目的: 子供たちにいろいろなことを体験しいろいろな大人に出会ってもらいたい。そしてその体験や出会いからさまざまなことを感じてほしいと思っています。そして願わくは、そのような体験や出会いや感性を持って次の社会の創る大人になってほしいとおもっています。私たち大人は、子供たちの体験する環境を保障すること、そして私たち自身が、メッセージを持って社会に対して何らかの働きかけをすることだと考えています。
活動内容: 小倉南区平尾台に拠点を置き主に子供たちの体験活動のための場つくりを行っています。活動は、第二、第四土曜日でそれそれ日帰りと一泊二日のコース夏休みの十泊十一日のキャンプが主なものです。また、H18年4月に開校しました体験活動をカリキュラムの中心にすえた、平尾台四季の丘小学校に勤務してます。こちらは、開校前の準備から関わっています。個人的活動としては、地元NPO法人の人たちと一緒に市民農園つくりや冒険遊び場つくりを始めています。北九州市立大学竹川教授と一緒にJICA草の根技術支援を用いてバヌアツ共和国フツナ島の経済開発(島の海底物を活用し現金収入を得る)プロジェクトにかかわっている人物です。
企画説明: NPO法人ひらおだい自然塾:北九州市とその周辺の地域の子どもたちを対象に活動しています。自然体験・ものづくり体験・異年齢集団の形成を中心にさまざまなメニューを提供しています。また、中学生以上の子どもたちもボランティアリーダーとして活躍しています。
ひらおだい四季の丘小学校では、生活を基とした体験学習をカリキュラムの中心に据えた学校運営をしています。

氏名: 中村 吉秀(ナカムラ ヨシヒデ)
所属団体: 国重要無形民俗文化財 戸畑祇園西大山笠
活動経歴: 22年の活動
活動目的: 二百年を超える歴史を持つ戸畑祇園大山笠の保存や振興、後進の育成等に努めています。特に、近年の少子化の影響や祭りの規模とその重責から後継者不足が深刻化しており、後進の育成が大きな課題になっている。そこで、学習塾を営んでいる経験を生かし、お囃子の指導はもとより、祭りの由来や慣わし、祭りの楽しさ、地域とのつながりの重要性などを後世に脈々と伝えるとともに、児童の健全育成にも資するべく活動している。また、担ぎ手であることから、約80人の担ぎ手の調子をとる太鼓の重要性は極めて高く、その指導に当たっては一切妥協することなく臨んでいる。
活動内容: 国の重要無形民俗文化財に指定される戸畑祇園大山笠の伝承者。特にお囃子(和太鼓)。戸畑祇園大山笠は、担ぎ上げる山笠として、重さ約2.5t、高さ約10mと国内最大級の規模であり、担ぎ手のお囃子の調子に合わせて焼く80人が一体となって歩を進める。このお囃子の要は、太鼓であり、高い技術と豊富な経験、担ぎ手の状態を察知する研ぎ澄まされた感覚等が必要であり、太鼓の名手を志す者は多いが、非常に狭き門になっている。
企画説明: 戸畑祇園大山笠は、区を4分する各地域に大山笠と中学生が参加する小若山笠が各一体ずつあり、そのうち戸畑駅の北部を中心とする地域を代表する西大山笠に参加している。祭りの運営のほとんどは、山笠関係者の無償の奉仕と地域住民の寄付によって成り立っているため2ヶ月以上に及ぶ準備期間は、伝統行事の実施のほか寄付集めや器材の準備等を行っている同時に中学校やPTAと連携し小若山笠のお囃子の指導に当たったり、市民センターにて小学生を対象にお囃子の講習会を行うなど、後進の育成を行っています。

氏名: 俵口 和也(ヒョウグチ カズヤ)
所属団体: 北九州市左官業協同組合青年部
活動経歴: 北九州市戸畑図書館外壁補修
清水小学校卒業記念製作
活動目的: 戦後、科学文明を用いた大量生産・大量消費の使い捨て型文化(乾式文化)によって、繁栄を享受している現代の日本ですが、その悪影響が全国各地で発生してます。建設業界においても乾式化が進み、古来から続く「匠の技・左官・大工」等の伝統技法の継承も、今急速に失われつつあります。そこで北九州市左官業協同組合青年部では、「忘れ去られつつある匠の技・左官の復興・普及・発展を図り、また次代を担う子供たちにモノ作りの素晴らしさや、楽しさ、大切さを伝え、後世にも左官の技術を継承しなければならない」を最大の目的として、活発な活動を続けています。これまでの活動で3000名以上の子どもたちや保護者に「左官の技」を通じてものづくりの楽しさ・大切さ・素晴らしさが伝わったと思います。事業内容が報道され民間や他県からも問い合わせが殺到しました。この左官PR事業は日本初であります。古から伝わる左官仕事は自然素材を使い、リサイクル可能な素材もたくさんありリサイクル・ストック形社会に対応できる業種です。日本の将来を見据えた健全なるまちづくりに少しでも貢献できればいいと考えています。
活動内容: 北九州市左官業協同組合青年部は、平成7年4月に左官業の後継者の育成・技能の継承・同業者間の親交・発展を図ることを目的に発足されました。発足から10年間、技能講習・新材料の勉強会・他地区との交流会など自身を高める活動を続けてきましたが、平成17年度より左官業PRを主たる目的(奉仕活動)として、戸畑図書館1F外壁改修工事、到津の森公園での劣化箇所モルタル補修工事・清掃活動を始め、子供たちを対象にした「ピカピカ土団子教室」「塗り壁体験教室」を年二回のペースで開催してきました。本年度は、新たな取り組みとして、関係各所から様々な支援を頂き、清水小学校6年生を対象に「左官体験教室」を授業の一環(平日2日間、延べ6時間の授業時間)として開催している人物です。

氏名: 矢吹 達也(ヤブキ タツヤ)
所属団体: YABUKING
活動経歴: FBS福岡放送「24H TV愛は地球を救う」生出演(2007年)
FBS福岡放送「ナイトシャッフル」出演(2007年)
活動目的: 私には、生まれたときから「先天性多発性関節硬縮症」という関節が硬縮していく障害があります。HUMAN BEAT BOXは私の心の中にずっとあった「障害者」という壁を壊してくれた人生を掛けてもいい自分自身に自信が持てるものです。イベントなどを通じて地域の人たちに「夢と勇気と感動」を与えていると思っています。HUMAN BEAT BOXの本場ニューヨークに行き大会に出て世界一になるのが私の夢です。活動を通じて障害のある人、健常な人に「障害があってもやれば出来る事がある」ということを証明してみたいです。
活動内容: HUMAN BEAT BOX・・・人間の口・鼻・喉・舌・首、顔のありとあらゆる部分を使いドラム、ベース、スクラッチ、様々な効果音を実現し複数(2・3・4種類)の音を同時に表現しBEATを刻むことが出来ます。2002年から活動を開始しこれまでに北九州市内のイベント、クラブイベント、福岡、下関のイベントにも出演。テレビ、ラジオ、新聞にも多数出演。生まれたときから「先天性多発性関節硬縮症」という体の様々な関節が硬縮していく障害のある方です。硬縮がすすみ今では座ることも出来ませんが、障害があっても出来ることを証明してくれる活動をしています。

氏名: 山本 栄治(ヤマモト エイジ)
所属団体: 北九州フューチャーズ
活動経歴: 身体障害者野球チーム
活動目的: 一番の目的は、障害者の社会参加です。障害を持つと家に閉じこもりがちになったり健常者との違いを感じてむなしくなったりして、行動範囲がせまくなりやすい傾向にあります。フューチャーズの野球は、あくまでも社会参加の手段であり、同じ境遇の仲間と行動を共にすることで、今まで体験できなかった感動を味わい自発的な行動などが向上するものと思われます。これまでに全国大会で2度優勝しています。これからも北九州市と共に全国に名をとどろかせたいと考えています。
活動内容: 身体障害者の野球チーム、北九州フューチャーズで会計と広報をしている方です。また、自分の足に障害があり選手としてチームに試合に参加してます。チームは、障害者の大会(年3回)と健常者のリーグで野球を行っています。障害者のチームではとにかく強く全国大会の常連チームの選手です。また、スターフライヤー社と共に先頭に立って北九州のPRを行い続けている人物です。
企画説明: 対象者は身体障害者手帳(肢体不自由)を持つ人。2年前から健常者の野球リーグに加入したことで健常者も公式戦に出場できるようになりました。これまでに全国大会で2度優勝しましたが今後は3回目の優勝はもちろん北九州市のPRの先頭となるチームを自覚をチーム全員が持っています。スターフライヤー社さんとも北九州市を共にPRしようとユニフォームの袖にはSF社のロゴが刺繍されています。

氏名: 横手 哲也(ヨコテ テツヤ)
所属団体: ヘアーサロンYOKOTE
活動経歴: 福岡県講師(2001年)
全国理容生活衛生同業組合 中央講師(2007年)
活動目的: 私が今の職業「理容師」という業を誇りに思えるようになった体験経験をもとに、今の若人に理想と現実のギャップがおこらないように目標、夢を持って、今からを進んで行けるように出来るだけわかりやすく説明をして、実際に講演を聞いてもらった人の中から協力をしてもらいたい。皆さんといっしょにヘアースタイルをカットして仕上げるまでの仕事の楽しさっていうのを感じてもらいたい。どんな職業でも楽しくやることの大切さを感じてもらっています。
活動内容: 福岡県理容生活衛生同業組合講師として県内の技術講習活動、全国理容生活衛星同業組合講師として各県の教育関係の活動。北九州市、技の達人講師として、おもに中学校へ技の継承活動をしている方で公衆衛生の大切さを理解してもらい「身だしなみ」を整えることにより「気力・活力アップ」効果を引き出し外見だけでなく内から出るやさしさ、人間力を引き出すプロデュースをしています。
企画説明: 主に同業者の教育関係の技術講習を行っています。その傍ら中学校等に出向き自分が本当にしたいことを職業として選び誇りを持って楽しく仕事をする大切さを説明し、実際にモデルさんを使ってヘアースタイルを仕上げながら人が外見だけでなくヘアースタイルが変わっていくことにより内面までも変わっていく過程を肌で感じてもらい、北九州でも楽しく夢のある職業があるということを再確認してもらい北九州愛を持ってもらうことを大切にしています。