北九州青年会議所の歴史
地球市民運動(history:1993)
われら地球市民として
地球市民とは〜地球市民の会
「地球市民の会」は広範な地域住民を巻き込んで、「普段着の国際交流」を展開する草の根活動。同会生みの親、古賀武夫氏は、フランス留学から帰郷後の1976年に若い仲間と「佐賀フランス研究会」を設立。以来地道な活動を母胎として生まれたのが、市民レベルの国際交流団体「地球市民の会」である。地球上の様々な民族と文化の独自性を互いに認め合い、ふれあう中から実感した「人間は誰でん一緒」という信念と感動こそが、エネルギーの源泉となっている。こうした地球市民の会の活動は、地元九州のみならず広く各地で共感を叫び、今では北海道や東京など全国に13の「地球市民の会」が誕生している。40周年記念事業として取り組む
「地球市民スクール」は当初、40周年記念事業という位置づけではなかった。企画を進めていくうちに、規模が拡大、また、事業の目的や内容が北九州JC全体で取り組むにふさわしいものであると理事会で認められ、40周年記念事業の一つに組み込まれることになった。さらに市制30周年の「市民手作り作業」として認められ、補助金を出していただくこととなった。カリキュラムづくりに創意と工夫
「地球市民スクール」のカリキュラムづくりの際、〈最新〉と〈体験〉の2つのコンセプトを重視し、工夫を重ねた。各メンバーが環境保全や自然保護、南北問題、循環型社会、リサイクル、公害、NGOなど幅広い情報を集め、それを分析、検討し、6回のカリキュラムが決定、「地球市民スクール」の骨格が固まったのである。定員30名を上回る47名が応募
幾つかの高校では事業内容に強い関心をもたれ、定員を上回る応募があり、学内選抜を行ったほどの反響があった。4月8日、いよいよ「地球市民スクール」の第一回のプログラムが開かれることとなる。積極的な姿勢が印象的
参加者の意識は高く、授業はいつも熱気にあふれ、講師もその意欲に影響されるかたちとなり、さらにそれが参加者の前向きの姿勢を求めた。参加者は何かを得て、自分の経験のプラスにしようという意識だけでなく、なんらかのかたちで地域、自然のために役立ちたいという気持ちがあったようだった。交渉することで、地球市民意識が芽生えてくる
北九州地球市民の会 |
「北九州地球市民の会」発足する
1998年4月、JCのOBを中心として「北九州地球市民の会」が発足。現在はタイ国のナーマイ村とさまざまな事業を通じて交流を続けている。