国際理解推進室

国際理解推進室 室長 矢野 晶照

室の背景

北九州青年会議所には、長年にわたって友情を深めてきた青年会議所が台湾と韓国にあります。しかし近年、国家間レベルでは領土問題などで急速に緊張が高まってきており、多くの国民はお互いを知らないが故に、メディアによる一方的な報道を鵜呑みにしてしまっている節があるように感じられます。我々は今こそ、再度お互いの国のことを深く知り、理解しあい、また広めることで、未来に向けた民間交流を推進していかなければなりません。

事業計画

お互いの国のメンバーと交流を深め、理解するためには言葉の違いによる壁が大きく立ちふさがっています。普段の生活の中では、中々使用することがない言語であり、また興味がないのに覚えられる程安易なものでもありません。その為に、まずは多くのメンバーにお互いの国に興味を持ってもらうことから始めます。この為にまずは内部に向けて、それぞれの国や国際交流の魅力を発信します。そしてこれまでの長い歴史を持つ交流事業を検証すると共に、過去10年間のそれぞれの事業を集約して多くのメンバーに台北や仁川富平メンバーとの交流を行っていただき、お互いに更に理解を深め、交流をしやすい場を提供していきます。また、世界会議やアスパックへの参加推進をすると共に、アスパックでのブース出展では、日本のことをアジアで理解してもらいます。そして台北と長く続く児童交流事業では、児童受け入れに伴い、子どもたちに日本の良さを伝えていきます。

未来ビジョン

海外のメンバーとのコミュニケーションを通じて、青年会議所メンバーが率先して青年経済人としてグローバルな視点を持ち、周辺諸国とのバランスを保ちながら、このまちが「明るい豊かなまち」への一翼となるよう邁進いたします。そして、JCIクリードの一文にある「人類の同胞愛は国家の主権を超越」できる信頼関係を築いていくことで、民間レベルで国家レベルの問題解決へむけての一助となり、世界恒久平和の実現へつなげます。
  
  
  

  

台北理解推進委員会

台北理解推進委員会 委員長 縄田 康秀

 

委員会の背景

1970年から始まった台北JCとの交流も、今年で44年目を迎え、姉妹JCとしてお互いに友情を深めてきました。「IFP児童交換事業」も43年間継続され、両国の将来の友好の架け橋となる人材を育成して参りました。先輩方が築き上げ堅い絆で結ばれた友情を絶やす事なく継続していかなくてはなりません。今一度原点に立ち返り、更に互いの地域についての理解を深め、未来へ向けた民間交流を推進していかなければなりません。

事業計画

まずは、43年間継続されてきた、台北JCとの交流において培われてきた歴史を学び、理解を深め、委員会メンバーだけでなく、LOMメンバー全員に発信していきます。そして、LOMメンバーが、国際視野を広げるために台湾に興味を持ってもらうことから始めます。さらに、現在までの活動の歴史を知ってもらい、台北への公式訪問を通じて、台湾の文化・伝統・歴史を学びながら、台北JCとの交流に魅力を感じていただきます。また、台北JCの北九州公式訪問の際には、多くのLOMメンバーでお出迎えし、お互いのメンバーが両国の伝統、文化、歴史を理解し、未来の両LOMの交流について本音で語り合えるような交流事業をしていきます。そして、IFP児童交換事業では、未来を創る子ども達が交流を通じて成長し、両国の友好の架け橋となる国際的視野を持つ人材の育成をしていきます。さらに、過去10年間の事業を集約し、交流しやすい場を提供していきます。

未来ビジョン

昨年は、両LOMにとって有事の年でありました。最大事業を終えたことで、LOMを大きく成長させました。公式訪問やIFP児童交換事業を通じて、よりよい国際関係を築き、国際的視野を身につけることで、両国の友好の架け橋となる人材が育成されます。そして、青年会議所メンバーが、一人でも多くグローバルな視点を持ち、積極的に民間外交を進めていくことで、私たちの目指す「世界恒久平和の実現」へとつなげていきます。 
  
  

  

国際理解推進委員会

国際理解推進委員会 委員長 横溝 又一

委員会の背景

近年急速に高まる隣国や韓国との緊張の中では、お互いの民族はともすればお互いのメディアの一方的な報道のみを信じてしまいがちです。しかし、その中ではお互いに誤解のある部分も多分にあるかもしれません。この誤解を紐解いていくためには、まずは自国のことを知り、お互いがお互いの生活や習慣、考え方などを理解することが必要です。そして、国家間での協議とは別に、我々は民間レベルでの相互理解を深めなければいけません。

事業計画

お互いの国を知るためには、まずは自国の歴史を知っていなければなりません。その中で、特に国境についての歴史を学んでいき、その上でお互いの理解を深めるようにしていきます。具体的な事業としては、仁川富平市への公式訪問、そして仁川富平青年会議所メンバーの北九州市訪問事業を行い、1988年から続く仁川富平JCとの国際交流を行います。その中で特に、お互いの生活や習慣、考え方などを伝えあい、お互いを理解しあうことで交流を深めていきます。またアジア各国の志同じくする青年会議所メンバーの集うASPAC光州でのブース出店を通し、北九州市をアジア各国のメンバーへ広くPRするとともに、アジア各国の相手の国や地域、経済や民族感情などの民間レベルでの相互理解を目指します。そして、これらの交流を通じて、多くの北九州JCメンバーへ豊かな国際感覚を身に着けてもらい、世界に通用する世界観を持ってもらうことを目指します。

未来ビジョン

この一年間の事業を通じて、多くの国、地域で広く、そして正しい世界観を持った青年会議所メンバーが増え、世界中の各国青年会議所で唱和されているJCIクリードの中の一文「人類の同胞愛は国家の主権を超越する」の実現にむけ前進します。特に、アジア各国、そして隣国でありながら国境問題などで緊張の深まる韓国とも、民間レベルでの交流による相互理解により、国家間の問題すら解決できるための一翼を担うようにします。