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構造改革特別区域=(特区)

政府は規制改革を行うことによって、民間活力を最大限に引き出し、民業を拡大することが重要と、地方公共団体や民間事業者などの自発的は立案により、地域の特性に応じた規制の特例を導入する特定の区域を設け、その地域での構造改革を進めることとした。そして、特定地域での構造改革の成功事例を示すことで、全国的な規制改革へと波及し、国全体の経済を活性化を図ることとした。

「構造改革特区シンポジウム」

この「特区」構想に呼応して、北九州JCでは「構造改革特区シンポジウム」を2002年12月15日(日)八幡ロイヤルホテル(八幡東区枝光)で開催した。参加者はJCメンバー77名、一般参加者238名であった。基調講演に鴻池祥肇大臣(構造改革特別区域担当大臣)による演題「構造改革特区とこれからの日本」があった。第2部にパネルディスカッションが行われた。パネラーに鴻池祥肇(国務大臣)、末吉興一(北九州市長)、高田賢一郎(北九州商工会議所会頭)、矢田俊文(九州大学経済学部教授)、濱田時栄(北九州JC副理事長)、コーディネーターは下舞日本経済新聞西部支社・編集長であった。その中で濱田副理事長はエコエコ理論からみた国際物流と特区について発言した。またこの場で末吉市長は北九州市の構想である国際物流特区が早くスタートできるように鴻池国務大臣に要請したところ、「仮免」を出しましょうという一幕もあり大いに会場を沸せた一幕もあった。

「特区」の認定受ける

北九州市は「国際物流特区」で「響灘環黄海圏ハブポート構想」を打ち出していた。これは響灘に大型コンテナターミナルを建設して、西日本や環黄海圏地域から発生する北米、欧州向けのコンテナ貨物を中継する機能を持つハブポートを目指すものである。2003年4月21日、この構想は「特区」第1弾の認定を受けた。

「新北九州空港推進協議会」が設立される

平成6年10月、周防灘沖に「新北九州空港」の建設が始まった。新空港は総事業費が約2000億円と経済的で、しかも環境を配慮した24時間使用可能な海上空港である。この新空港の建設計画を理解するとともに、将来の産業、経済、情報、交通、文化等のために新空港をどう使えばいいのか、皆で考え新空港を魅力ある空港に育てるために「新北九州空港推進協議会」が設立された。推進協議会は「新北九州空港シンポジウム’97」を開催。北九州JCからは登島貴子広報委員会幹事がパネラーとして参加した。

北九州JC動き出す

北九州JCエリアネットワーク委員会によって「新北九州空港ネットワーク〜燃やせまちづくりへの熱い想い〜」が企画され、2001年5月12日「新北九州空港シンポジウム」が商工貿易会館2階ホールにて開催された。次に企画されたのは識者を招いてのシンポジウムであった。2002年7月31日(水)空港シンポジウム「21世紀の福岡県と空港を考える」〜大交流時代の空港を大いに語ろう〜である。基調講演に猪瀬直樹氏(作家・道路関係4公団民営化推進委員会)が「日本の空港はどうあるべきか」と題して福岡・新北九州・佐賀の三空港で機能分担をすれば新福岡空港は不要と公共事業のあり方に注意をと訴えた。第2部のパネルディスカッションには手島博(毎日新聞福岡総局長)、山崎朗(九州大学大学院研究員教授)、大矢野栄次(久留米大学経済学部教授)が参加して激論が交わされいった。