地域のこころ醸成室
室長 上田 信晃
室の背景
現代社会は利己主義的な価値観が蔓延し、道徳心の欠如による周囲との摩擦や公共心のない不祥事や青少年犯罪の凶悪化などが社会問題となっています。このような問題を克服するためには、次世代を担う子ども達の心の豊かさを育み、まちや家族に対する帰属意識を醸成しなければなりません。そしてその子ども達が周囲を巻き込み、さらなる運動を行える人材に成長させるトレーニングの機会を創出する必要があります。
事業計画
地域のこころ醸成室では、市内中学生を対象とした青少年育成事業を本年度も実施します。今までの先人たちによって創られたKDSの歴史を継承し、進化させ、より志の高い次世代を担う子どもたちへと成長してもらいます。また、「若者が若者を育成する」という持続可能な循環を創出するために、さらなる運動を行える人材成長を主眼に置いた若者による会議体を設立します。若者だからこそできる地域愛の醸成や帰属意識の醸成などを目的としたまちづくりなどを展開することができるエネルギーにあふれた会議体にします。このほかに、市民一人ひとりがこのまちの在り方と向き合い方を明確にするために、誰にでも認識しやすい「北九州のシンボル」を創出します。シンボルが生まれることで、市民一人ひとりがこのまちに対する共通した価値観を見出すことができ、北九州への帰属意識が醸成され、このまちに対する愛着と誇りをもって市外県外へ向けた発信力を高めます。
未来のビジョン
若者が若者を育成し、まちのリーダーの卵を輩出する組織があることによって、そこで生まれたまちのリーダーの卵がさらにまちのリーダーの卵を生み出すという、持続可能な「恒久的青少年育成」、そして、このまちの誰もが親しめるシンボルを市民が認識し帰属意識を高めることによって、対外からも高く評価される魅力あふれたまちとなります。それらが相乗し合い地域のこころが醸成されることで、明るく豊かな北九州が実現されます。
青少年育成委員会
委員長 瀧川 亘弘
委員会の背景
近年世の中は、急速な情報、物流の発達により物質的な豊かさは得られた反面、日本人が古来より持ち合せていた感謝や慈しむ心が希薄になっていき、心の豊かさは貧しくなっています。私達は、子ども達が地域、学校、団体などと協調し利己主義ではなく、他を思いやり、まちを愛し、両親や友人を慈しむ魅力あるリーダーへと導かなければなりません。未来を担う子ども達には、心の豊かさを育むことが必要です。
事業計画
未来を育むため青少年育成委員会は、過去13年の活動を引継ぎ、現実を直視し変化に対応しながら事業を展開していきます。わがまちを明るい豊かな未来へと繋げるために、次世代を担う子ども達が、この国や両親の元に生まれ育っているという意識を持ち、同じ学校や集合体に属しているという帰属意識を醸成させます。その帰属意識の醸成のため北九州ドリームサミット(以下、KDS)では、参加する子ども達がまちの未来について検討し、多角的に課題を考え、自主的に行動に移すことで、価値観を共有し国、地域、団体の一員であることを認識することが大切です。本年度もKDS活動を広く市民に発信し、活動に関る力が増していけば子ども達の心豊かな人格が形成され、わがまちの屋台骨になり得る人財が多く創生される様な事業構築を考案します。そして、私たちも未来のリーダーと共に知識を深め成長していける事業を構築できるように邁進してまいります。
未来のビジョン
自己主義的な世の流れにおいて、KDS事業に参加し色々な考えの同士と共に考え、行動していくことで、心の豊かさを培った中学生は仲間との和や慈しむ心が醸成されるものになります。また、その「心」もった人材が溢れることで、和は繋がり未来へ永続的に継承されます。子ども達の成長を目の当たりに、関る全ての人、団体が意識改革へと繋がれば、わが北九州の明るい豊かな社会になり得ると確信しております。
社会力開発委員会
委員長 正冨 晃規
委員会の背景
このまちの未来を考え、行動をおこしてきた北九州ドリームサミット(以下KDS)の議員は、「まちのリーダーの卵」というべき青少年です。そのようなKDS卒業生が中心となり、その他の高校生や大学生と共に、更なる北九州発展を考える必要があります。また市民に対しては、大都市にはない北九州の多種多様な魅力をしっかり自覚してもらい、「私は北九州市民である」という帰属意識を醸成する必要があります。
事業計画
「まちのリーダーの卵」であるKDS議員の卒業生が中心となり、その他の高校生や大学生と共に、更なる北九州の発展のために青少年を主体とする会議体の設立を目指します。そうすることで、北九州を思い、行動をする青少年がまちに増え、若い世代のうちから北九州市民である誇りを心に刻んでいくことができます。そして、我々より若い青少年世代で仕組みが確立していくことで持続可能な発展都市へ近づいていけます。また、北九州市には多種多様な魅力がありますが、それがゆえに大きな柱となる共通の認識がないのも事実であります。その課題を解消するためには、「北九州といえば〇〇」と、誰もが共通して認識できる「まちのシンボル」を創成する必要があります。そうすることで市民に「これこそが北九州である」と誇らしく思えることが帰属意識だと考えます。さらに、市民一人ひとりが北九州を発信していくことで、他の地域、国から愛されるまちを目指します。
未来のビジョン
帰属意識が醸成されることで市外県外海外から注目され、さらなる帰属意識の高まりが好循環を生み、帰属意識溢れるまちに魅了され観光客が訪れるまちになります。人々から憧れるまちなることで人口も増加し、北九州を誇りに思う市民が増え、我々JCメンバーの人員増加にも繋がります。そして「北九州といえば○○」と誰もが共通して認識できるシンボルの下で、若い世代からまちのことを思い、行動をする市民が溢れるまちにします。