若者の意識変革室
室長 神矢 聡哲
室の背景
わが国の人口減少は著しく、出生率は1.44と依然として低い水準を維持しており、40年後には日本の人口は9000万人を割り込むと推計されています。この人口減少の問題は急激に改善されることは望めず、今後も長期にわり日本社会に大きな課題として残り続けます。このような時代にあっては、我々のような若い世代と共に十代の子供たちが高い問題解決能力を身につけ、成長する機会を作ることが必要となります。
事業計画
若者の意識変革室では、今年で15年目を迎える北九州ドリームサミット(以下KDS)の事業を通じ北九州市内中学生から志しある生徒をKDS議員として募集し、まちづくりの活動を行っていきます。KDS議員相互が意見を交わし、共に活動を展開することで、議員それぞれの気持ちに「革命」ともいえる変化を起こし、KDSを「未来のリーダーの登竜門」として広く認知してもらいます。またKDS議員により良い変化をもたらす力を与えるための発展・成長の機会を提供することをもって、北九州JCメンバー自身の成長の機会にも変えていきます。本年度は、2018年に誕生したKDS卒業生で構成される「若者まちづくりサポーター」と協同することで、さらに深い学びの機会をつくり、未来のリーダーとしての資質を高めていきます。先輩議員たちとの交流を通じ、KDS14年の歴史を実感し新しい形に進化させ日本の未来を担えるような人財を育てていきます。
未来のビジョン
KDS議員に掛け替えのない特別な経験を提供することで、将来の日本を担うリーダーとなっていきます。そしてKDS議員に成長の機会を提供する過程で、北九州JCメンバーも自らもJC運動の意義を再確認し、責任ある人間へと成長していきます。KDS議員が「若者まちづくりサポーター」と交流することにより、年度毎の横のつながりに加え、KDS14年の歴史という縦のつながりが生まれ、線から面への次元的進化が起こります。
KDS委員会
委員長 寒水 伸一郎
委員会の背景
現代の地域社会が抱える人口減少問題への対処法として、近未来におけるさらなる外国人労働者(移住者)の流入が推察されます。その状況の中で、昨今の日本の教育は世界で競えるリーダーの輩出においては遅れをとっているといわざるを得ません。多民族国家化していく将来の日本にとって、日本人のリーダーとして世界を牽引し、利他の精神を以って他国との恒久的な平和に寄与する人間力を備えた若者の創出は我々の急務だといえます。
事業計画
市内中学生を対象とした北九州ドリームサミット(以下「KDS」)事業を本年度も実施いたします。本年度はKDSを「未来のリーダーへの登竜門」としての位置付けに昇華できるように、一年間を通じて「心・技・体 ~そして世界へ~ 」をテーマに事業を展開していきます。そのために行う事業は 1.KDS議員ひとりひとりが感動体験と感じられる事業である事2.KDSの認知度の向上につながる事業である事3.世界へ通じるレベルの未来を想像できる事業である事を中核に構築します。また、2018年に誕生した「若者まちづくりサポーター」との交流を通してより多くの体験や学びを経験できるように取り組んでいきます。それらの経験を通して「リーダーとは何か?」そのやり方ではなく、在り方を学ぶ場として、自分の価値を認識し「価値表現」していく能動的な人材を育成していき、KDS議員はもとより北九州市民の心に「革命」を起こします。
未来のビジョン
KDS事業での体験を通して新たに出会うかけがえのない友と、共に学び・共に感動を共有し、自らが進んで他者に手を差し伸べることができる人間へと成長することにより、誇り高く「今」を生きられると確信しております。そのような利他の精神を以って生きる人生はまさに愛に溢れ、明るい豊かな未来の景色を描き続けることでしょう。一歩一歩の着実な変革はやがて「革命」となり、世界を動かす原動力になると信じています。