青少年育成室
室長 大原由奨
室の背景
猛烈なスピードで複雑に変化していく現代社会のなかで、未来を担う子どもたちにとって生涯に関わる選択は、時代が過ぎていくごとに困難なものとなっています。元より日本国内では本来あるべき多様な選択の幅が限定的となっており、若者にとって不条理な進路設計をせざるを得ない状況です。今こそ私たちJCが未来の明るい社会の実現へ向け、地域全体で子どもたちの将来の可能性と自由な選択を広げていく必要があります。
事業計画
青少年の育成即ち教育とは、我々大人が過去を顧みた知識や体験を伝え成長させることです。一方、この先の未来は誰にも予測不可能であり、明るい話題だけでなく時に困難な出来事も待ち受けています。子どもたちがそのような社会の変化に柔軟に対応していくためには、義務教育期間にさまざまな社会的体験をすることが重要です。青少年育成室では子どもたちと地域社会が触れあえる場を創造し、その場を通じて感性を磨き社会的教養を学んでもらう事業展開を行います。子どもたちには、得た知識を有効且つ的確に活用する能力を養ってもらい、多様な将来ビジョンの確立や自らにとって適正な情報判断能力の向上を図ります。また自尊心を確立させるだけでなく、このような時代背景だからこそ、献身的な心を兼ね備え、地域における未来の主役となれるよう私たち北九州青年会議所がイニシアチブをとり、後世につなぐことのできる青少年育成事業の構築を行います。
未来のビジョン
斯くいう私たちも、将来を夢見る子どもでありました。その時に体験した多くの出来事は青年経済人となった今、社会貢献活動を行う自身の糧となっています。時代背景は次々と変化していきますが、今の子どもたちが未来を担っていくことに変わりはありません。子どもたちが明るい未来へ辿り着くことができれば、またその子どもたちがより眩い未来を創造し社会の発展をさらに加速させていくことが可能であると確信しています。
青少年未来選択強化委員会
委員長 末吉 智久美
委員会の背景
現代社会は高度に情報化しただけでなく、様々な新しい価値観を常に創出しています。そのような時代のなか、地域における未来の主役となるのは、紛れもなく今の子どもたちです。その上、国内の教育情勢は、世界的な潮流に乗っているとは言い難い状況です。子どもたちが将来へ向けた自由な選択を可能とし、明るく人生を歩んでいくためも、私たち大人がこの先の輝かしい「希望」に対して道標を示していく必要があります。
事業計画
青少年未来選択強化委員会は、子どもたちに多様な現代社会を生き抜くための、適正な情報判断能力の向上、そして将来の選択の幅を拡げる事業展開を行います。まず子どもたちに対して、五感を最大限に使った社会貢献活動を行います。自然環境との触れ合いや、世代を超えた人と人との関わり合いなど、様々な実体験は子どもたちにとって多くの学びがあり、未来を選択する上でたくさんの選択肢を持つことを可能にします。また、単に体験をするのではなく、国際問題や地域課題の実情を事前に学ぶことでも、自らが物事を適切に判断する能力を高めていく自信へと繋げます。一方、子育て世代である私たち大人に対しては、教育問題に対する意識の向上を図る事業を行います。国内外の現行教育制度や青少年の育成について広く周知し、市民全体で教育についての問題意識醸成および啓発活動を実施します。明るい豊かな社会の実現を担う、未来の主役を包括的に育んで参ります。
未来のビジョン
子どもたちには、私たち大人では到底計り知ることのできない、無限大の可能性が秘められています。数十年後の未来では、子どもたちの夢を叶えたいという強い想いと努力によって、“タケコプター”や“どこでもドア”もしくは“ドラえもん”が、存在する時代になっているかもしれません。今回の事業の成功によって、有用な情報を判断できる力をもつ青少年を多く輩出する事で、「明るい豊かな社会」が実現すると確信しております。