まちづくり室
室長 尾﨑 好政
室の背景
現在の日本では数々の問題が山積するなか、若者の政治への関心が薄れ、社会参画意識が低くなっている現状があります。諸外国の若者との社会参画意識の差は、避けては通れない課題の一つとなっています。また北九州市の人口減少に至っては、2020年の調査で全国ワーストとの結果が出ております。魅力ある、まちづくりをおこない、差別のない、住みやすく、働きやすい、環境づくりを学び市民意識の変革をおこなう必要があります。
事業計画
これまで多くの流行りやムーブメントを引き起こしてきた要因として挙げられるのは、若者の発信力であります。明るい豊かな社会の実現のためには次代の担い手である若者の社会参画は必須であり、社会秩序の維持をおこなう政治への直接的な興味、関心は、まちづくりをおこなうことへも直結していきます。これまでのJC運動の繋がりを生かし社会参画意識の高い若者と共に運動することで、多くの若者への社会参画意識の向上を図ります。また北九州市では2021年に「NewU 新しいことを、はじめやすい都市」を打ち出すなど、まちの活性化に注力しています。人口減少を防ぐのはもとより、市外からの人口流入を促進するためには、多種多様な人々が住みよい魅力あるまちづくりをする必要があります。そのためにはJCI北九州メンバーがダイバーシティ&インクルージョンへの理解を深め、我々からD&I推進をおこない市民意識に訴える運動をおこなってまいります。
未来のビジョン
本年度実施する事業を通して市民がこのまちに対して「誇り」や「愛着」が醸成され「明るい豊かな社会の実現」に向けて市民一人ひとりが行動するまちとなります。将来に希望がもてる北九州市になるために市民一人ひとりが未来を真剣に考え、次代を担う若者の社会参画意識の向上と、市民とJCI北九州メンバーのD&I推進を進めることで利他の精神があふれる絆の輪を広げていくことで、このまちの発展へと繋がると確信しています。
若者の社会参画意識向上委員会
委員長 後藤 啓太
委員会の背景
先人たちが築き上げた明るい豊かな社会を継承し,今後の社会の更なる発展をおこなうためには,若者の社会参画は必須でございます。しかし現在の日本において,若者の社会参画意識の低さは深刻な社会問題となっております。このような状況を打破するため若者と近しい世代であるJCI北九州メンバーが既存の社会参画意識の高い若者と連携し、次代を担う若者全体に対し、社会参画意識が向上するような活動をおこなう必要があります。
事業計画
若者の社会参画意識を向上させるためには,社会参画意識の低い若者に対して,事業を行う必要があります。しかしながら,近年では高度に発達したインターネット社会で,テレビ等の従来型メディア(情報の受け手は受動的であり,発信者に主導権がある)とは異なり,情報の受け手が主体となって情報を収集しています。その結果,いわゆるフィルターバブル問題(検索サイトのアルゴリズムによって,ユーザーは自分の欲しい情報しか見なくなること)が生じており,社会参画意識の低い若者に対し,社会参画に関する情報を発信することは容易ではありません。このようなフィルターバブルを突破し,社会参画意識の低い若者にアプローチするためには,若者が,社会問題の解決に貢献し,その様子をオンラインで多人数に興味を持ってもらえる内容で発信する必要があります。上記のような発信事業を行うことで,次代を担う若者の社会参画意識は向上すると確信しております。
未来のビジョン
本年度の事業によって,若者が社会問題の解決に貢献したことを発信することで,連鎖的に同様の行動を行う者の出現が期待できます。また,若者が社会を変えたことが成功体験となることで,若者全体が,社会問題に対して関心を有するようになることも期待できます。その結果,選挙における若者の投票率改善も期待できます。将来的には,若者全体が,当然のように社会参画意識を持ち,当然のように投票に行くという未来に繋がります。
D&I促進委員会
委員長 瀬脇 正剛
委員会の背景
「百万都市」として栄えた北九州市は、いまや全国の自治体の抱える問題の先進都市となっています。明るく豊かな北九州市の未来を実現する為には、多様性に富んだ市民の力が必要不可欠です。「Diversity(多様性)&Inclusion(包容)」…多様性を尊重し合う事は、北九州市の持続的成長の原動力となります。D&I促進委員会では市民の意識を変革すべく意識的、環境的基盤を新たに視点で構築する必要があります。
事業計画
D&I推進委員会では、北九州市におけるD&Iの推進状況を把握し、多様性を認め合う事で自分の力を発揮できる個人が増える事を学ぶ機会を提供していきます。和を重んじる日本社会において、D&I推進は難航しているのが現状です。日本でのダイバーシティ推進は女性活躍を中心に進んできましたが、男女格差は今も根強く残っています。もちろんダイバーシティの対象は決して女性だけではありませんが、女性活躍もまた日本の喫緊の課題となっています。新型コロナウイルスの蔓延は、我々の生活からたくさんの日常を奪っていきましたが、その一方でもたらした、在宅勤務やリモートワーク導入など多様な働き方は、ダイバーシティ推進の後押し、また変革のチャンスとなり得ます。属性に捕らわれず多種多様な市民が互いに認め合い、それぞれの視点を活かせる事で、北九州市の未来はより明るく豊かになると信じ、D&Iが年々広がるような環境を創出すべく、邁進します。
未来のビジョン
本事業を通じ、北九州市の掲げるスローガン「NewU 新しいことを、はじめやすい都市」の具現化を目指します。多種多様な「個」が集い相互に刺激し合い、北九州市全体がポジティブな影響を与え合うことのできる街へ自分と違うものや新しいものに寛容になり、この土地で長く生活をしたい新たなスタートを切りたい仲間を創出する事で、北九州市の抱える問題を解消し、より明るく豊かな北九州市の未来へ繋がる事を確信しております。