民間外交推進室
室長 斉藤 光矢
室の背景
「JCの友情は国家の主権に優先する」という理念の下、北九州JCは台北JC・仁川富平JCと国家間で様々な問題があった時期にも途切れる事なく固い絆を守り続けてきました。民間外交の担い手としてこの友情を更に深めると共に、アジアのゲートウェイ・多文化共生先進都市を目指す北九州において、世界のメンバー・地域在住外国人との交流を通して行われる有益な情報交換や相互理解を得られる学びの場を提供する必要があります。
事業計画
当室の取組む事業は、まずは本年度創立60周年を迎える台北JCと北九州市の姉妹都市締結に先駆けて姉妹JC締結を結んだ仁川富平JCとの相互公式訪問です。協働事業では、お互いの価値観を正当に受け入れながら相互理解を深め、力強い信頼関係を構築する事業を行います。またインパクトJCとの姉妹JC締結を見据えた交流事業、地域在住の外国人を対象とした多文化共生先進都市事業を通じて、世界における日本や地域LOMとして何が必要であるかを学び行動を起こしていく意識を醸成します。またASPACウランバートル大会、世界会議アムステルダム大会では自国を知り他国の文化や慣習に触れ、相互理解を深化できる貴重な場と捉え、積極的な参加推進を行います。更にIFP児童交換事業、ウェラワッタJCとの交流、日本JCが推進する国際アカデミー参加案内を通し、今までにも増して国際を身近に感じられる機会を多数創出し国際感覚の醸成を行います。
未来のビジョン
様々な国際事業と海外メンバーとの強いコミュニケーションを通して友好の輪を広めると共に、其々に対する認識と理解を深めあう事により、改めて自国の良さや文化・歴史を振り返る事ができます。その行為が多様な価値観を醸成し、広い視野を持つ国際感覚豊かな人材を育成する事に繋がります。その様な人材が1人でも多くこの街で育まれる事は明るい豊かな社会への第一歩となり、ひいては恒久的な世界平和の実現へとつながるのです。
台北交流委員会
委員長 藤井 亮
委員会の背景
1970年から始まった北九州JCと台北JCとの交流は、「JCの友情は国家主権に優先する」という理念のもと日本と台湾の国家間に様々な緊張が走った時にも47年間の交流は途絶えることなく深く絆で結ばれています。今後相互の更なる絆を深めていくため、また多文化共生先進都市を目指す北九州において、双方にとって有益な情報・意見の交換を行い、多くの学びの場を提供していく必要性があります。
事業計画
当委員会の取り組む事業として、まずは委員会メンバーに先人たちが築いてこられたこの深い交流の意味を理解して頂きます。更に歴史や文化を学んでもらいLOM全体にこの交流のすばらしさを発信していきます。そして一人でも多くのLOMメンバーと共に相互の公式訪問を行い、北九州にある多数の魅力ある食文化、自然文化資源、産業などを発信していきLOM全体はもとより北九州市民を巻き込んだ民間外交の懸け橋となる事を目指します。またIFP児童交換事業においても青少年期の国際交流体験を生かして多様な価値観を醸成して広い視野を持ち未来を担うグロ-バル人材の育成に努めます。志を同じくしてきた台北JCの創立60周年記念式典には一人でも多くのOB、現役メンバーで参加し、さらに強い信頼関係を築いていきます。世界会議アムステルダム大会では、よりグロ-バルな感覚を養える絶好の機会となるので積極的な参加促進を行います。
未来のビジョン
それぞれの事業を通じて、一人でも多くのメンバーがお互いの価値観や文化をより理解し学ぶ事により深い絆が生まれます。それはJCの枠を超えて北九州、台湾の双方にとって有益となる無限の可能性を広げることができ、未来にはばたくグロ-バルな視野を持った人づくりに貢献します。そして理想的な多文化共生都市といえるより素晴らしい街づくりへの発展が「明るい豊かな社会」への実現、「世界恒久的平和」へと繋がるのです。
国際交流委員会
委員長 小田 真也
委員会の背景
国際交流は国や人種、文化圏の違う人々がお互いの価値観を正当に受け入れながら相互理解を行うことが重要です。昨年はインパクトJCとの友好締結で今までにも増して国際交流を感じられる機会が多くなりました。その機会を生かしJCメンバーが様々な文化に触れあい、国際的な視点を持って交流する場を用意し、お互いの国の歴史や文化を尊重し、相互理解を深め、国際的感覚をもった人材を育成する必要があります。
事業計画
本年度、当委員会では海外友好・姉妹JCとの信頼関係を更に深めた未来に続く交流促進事業と地域在住の外国人を対象とした多文化共生先進都市事業を行います。1988年から続く仁川富川JCとの交流は、今まで築き上げてきた信頼関係や歴史の意味を再認識し、次につながる新たな絆を深めていく事業を行います。ASPACウランバートル大会では、グローバルな交流と意識を醸成する絶好の機会となる事をPRし、北九州JCメンバーへの積極的な参加促進に努めます。また同大会において、昨年新たに友好JC締結を行ったインパクトJCとの姉妹JC締結を見据えた友好会議で、更なる交流の可能性を模索し発展させるための協働事業を行います。北九州における国際交流推進事業においては、海外の文化や伝統、そして地域の外国人と相互理解を深め価値観を共有し、グローバルな視野と国際貢献への意識を高める事ができる事業の構築を行います。
未来のビジョン
JCは世界組織であり、各種会議を通じて相互理解を深め、世界の恒久平和を目指しています。このテーマを念頭に、民間外交の担い手となるべく、現在グローバル化が著しく進んでいる中、様々な事象に対応していく柔軟な国際的感覚をもったリーダーとなる人材を育成していきます。国際感覚豊かな人材が、北九州から一人でも多く育まれる事は、明るい豊かなまちづくりの原動力となり、その先に真の世界恒久平和の実現へと繋がります。